福岡市の博物館。見どころ満載の博物館ですが、古墳時代までの展示で興味深いものを紹介します。
まずは、有名な国宝の金印、漢委奴国王印が間近に見られます。時々、どこかに出張展示に行っている時があるので見たい場合は確認してから行ってください。
この金印、”封泥”用と見られており、重要物品を送るときに写真のような封をする為に活用されました。

金印の時代は、中国、漢王朝が金印を活用することにより、当時の周辺の国々を漢王朝の秩序に組み込んでいきました。
当時、日本では多くのクニに分かれており、その時最も栄えていた奴国がいち早く漢王朝との交流を持ち、東アジア外交にデビューしました。

この奴国は、福岡平野の中央、博多駅の南域に位置しており、比恵・那珂遺跡、須玖岡本遺跡はその一部と考えられています。
特に須玖岡本遺跡は奴国の中枢部と考えられています。その広さは、吉野ヶ里遺跡の4倍にもなります。
しかしながら、復元されている吉野ヶ里遺跡とは異なり、比恵・那珂遺跡は現在では宅地化されており当時の姿を想像する事は困難です。
福岡市博物館では、この比恵・那珂遺跡から発掘された遺物が展示されています。

弥生時代に中国の影響を受けたと思われるひょうたん形の土器。

弥生時代、九州独自に広がっていた甕棺墓。

また、ヤマト朝廷の支配拡大に伴い、築造されたと見られる前方後円墳が福岡でも確認されています。
その中でも福岡市にあるAD380年頃築造されたと見られる鋤崎古墳の実物大レプリカが博物館には展示されています。

アクセス
博多駅から
■博多駅
13分(福岡地下鉄空港線 姪浜行)
■西新駅
西新駅から徒歩15分
泊まる・温泉
グルメ
長浜ラーメン発祥の地、福岡の長浜地区。もともと長浜ラーメンは漁師が素早く安く食べれる為につくられたラーメンです。その中でも元祖の元祖長浜屋を紹介します。とんこつスープながらややあっさりしており、とにかく出てくるのが早いです。食券を買ってお店に入ります。

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