加曾利貝塚は、BC3500年頃からBC1000年頃まで2500年間も存続していました。
貝塚は、デイダラボッチ伝説の元になっています。常陸国風土記には、巨人が貝を食べて貝殻を捨てたので大量の貝殻跡が残っていると記載されています。茨城県にある貝塚を見た人たちが巨人が食べた跡に違いないと考えたのでしょうね。

2500年間も貝を食していた貝殻を廃棄した跡です。小型の巻貝であるイボキサゴが80%を占めていて、ハマグリ、アサリに比べて圧倒的に多いです。貝の身を食べるには、小さくて食べにくいような気がしてなぜ、イボキサゴなのか不思議な感じがします。乾燥させて出汁として利用したのかもしれません。また、乾燥させて他の地域との交易に活用されたのかもしれません。この遺跡にはヒスイも出土しており、日本唯一つのヒスイ産地である糸魚川地区との交流が想定されます。
アクセス
東京駅から
■JR東京駅
39分(総武線快速 千葉行)
■千葉駅
18分(千葉都市モノレール 千城台行)
■桜木駅
桜木駅から徒歩15分
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